2月9日 北海道、北見市で焼肉をしてきました。
雪が降る氷点下の夜に屋外で。
ただ外で焼肉をしてきたのではなく
北見厳寒の焼肉祭りというものに参加してきました。
北見厳寒の焼肉祭りとは
北海道北見市で毎年行われる
真冬の屋外で焼肉をする祭り
チケットは毎年完売の人気っぷりだそうで。
真冬の北海道で外で焼肉をするということ自体
奇行でしかない気もするが
道東に位置する北見市の冬は
最高気温も最低気温もマイナスが通常運転らしい
どういうこと...?
しかしどこからかこの祭りを
見つけてきてしまいチケットをとってしまったので
怯え半分楽しみ半分で参加することに。
恋人と行く予定だったのですが
チケットは10000円ほどで4人まで参加できるとのことだったので
とりあえず友達に会うたびに声をかけてみたが
内容を伝えると
へえ...すごいね...と
行く行かないの返事すらもらえないことがほとんどだった。
回答するまでもないということ...?
しかしそんな中
私が知っている中でもかなりのフッ軽の
恋人の同期が参加することになり
私、恋人、恋人の同期
の3人で挑むこととなった。
なお既婚者である同期の奥さんは当たり前についてこなかった。
この同期、前からこの祭りに行きたかったそうなので
相当の人物であることが分かると思う。
人物が増えてややこしいので
恋人→すな氏(スナフキンがいいと本人の希望)
同期→九州ボーイ(普段から勝手にそう呼んでる)
と呼ぶことにします
開催日は2月9日、
平日にも関わらず2000人分の前売りチケットは完売。
チケット発売日は11月29日と
この時点で肉へのこだわりが強い。
当日、7:00発の飛行機だったのでその日は4時起き。
実は私は九州ボーイと会ったことがなかったので
朝7:00の羽田空港で初対面。
3連休なこともあってほぼ満席
有給を取って4時に起きて北海道に
氷点下の中焼肉をしに行く。
どういうこっちゃ。
早朝すぎたので爆睡
目を覚ませば絶景の北海道上空
女満別空港へは問題なく到着し九州ボーイには
17時開場なのでまたあとで、といったん解散。
我々は紋別観光を満喫し
氷点下焼肉に備えるべくホテルへチェックイン。
翌日知床の散策もあり持参したスキーウェアなどを着込み
いざ出陣。
ほとんど歩いている人がいなくて
雪も降り静かな北見だったが
会場に近づくにつれそれらしき人が増えてくる。
17時過ぎ、会場に到着すると気合の入った参加者多数
九州ボーイとも無事合流し肉を受け取る。
チケットと引き換えに肉のセットが受け取れて
チケットに番号が書いてあってその席で焼肉をすることになる。
結構お肉セットもでかい
料金に含まれてるお肉セット以外にも
追加のお肉、汁物、飲み物などのお店も出ていて
地域の人たちの気合も伝わるのが良い。
やっぱり一大祭りなんだなと実感する。
てか吹雪いてんな
今の気温がわかるのもありがたい。
会場入り時は-7度
ここから終了予定時刻の8時までに
いったいどれくらい下がるのかもこの祭りの醍醐味
飲み物はソフトドリンク、焼酎お湯割りが無料で飲み放題
この時点でコスパおかしくない...?と思う
せっかくなので焼酎お湯割りをもらって
コーン茶を入れてもらう。
コーン茶、レモン、梅など焼酎割材も無料
焼酎濃い!コーン茶甘くておいしい!
しかし飲んだそばから冷めていくのがわかる。
お湯割りとは。
お肉を焼く前に会場内のお店も物色
寒いのでついあたたかそうな汁物に目を奪われる。
猟友会(多分)のジンギスカンがおいしそうだったので
九州ボーイが迷わず購入。
1パック500円で2パック購入、3人なのに。
席に向かう途中一体何時に来たのか
既に肉を焼きまくっている集団もちらほら
装備から熟練具合がわかるので
毎年参加している猛者に違いない。
席は木材やケースでながーい椅子が作ってあって
その間に七輪が置いてあるというシンプルさ。
武骨で良い。
席にはレモン汁とタレも置いてあって
席によって若干種類が違う。
我々の席は源たれ
青森のらしいけどおいしかったので
翌日スーパーで買った。
早速お肉を開封すると
思ったより多い!
ちゃんと撮っとくんだった
いかんせん手を出した瞬間から
凍結していくもので。
お肉以外にはたまねぎ(北見はたまねぎが有名)
あとはおもちとなぜか無洗米のお米が入っていた。
炊けと???
周りで既に黙々と肉を焼き続ける
先輩たちにならい焼肉スタート。
開始から少し火が負けている!!!
我々が当たり前のようにヘッドライトを取り出すと
九州ボーイはきょとんとしていたが
ヘッドライトがあると
肉の焼け具合がわかると
事前情報を仕入れていたので持参していた。
実際あってよかった!
これがヘッドライトなし、暗い
ヘッドライトあり、だいぶ違う!
肝心のお肉はというとおいしい!
たれもおいしい!
さすが焼肉のまち!!!
そして17:30からはごはんが無料配布されたので調達に。
焼肉とごはん、氷点下ということを除けば天国すぎる。
ここで判明したのがどうやらお肉セットに入っていた
無洗米はここからのお土産だったらしい。
シェラカップをもってきてたので
炊こうと思えば炊けたのですが。
無料!!!
ちなみにシェラカップは
冷えるお酒をあっためるべく持ってきたが
実際は七輪が思いのほか小さく使わなかった。
私がご飯を取りに行っている間に
すな氏が炭の追加へ。
ご飯をもって帰ると一人待つ
九州ボーイには既に雪が降り積もっていた。
ジンギスカンも積雪
ジンギスカンあまり得意ではないのですが
めちゃくちゃおいしかった!
空港でまともに話してないので
ここで初めて二人で話したけど
初対面が氷点下焼肉ってどういうこと...?
すな氏が戻ってきたので
焼肉を楽しんでいると
ステージではカラオケ大会が始まり
アナ雪からのスタート。
選曲がまんますぎるが極寒の中で聴くことで
エルサって寒さに強いんだな...
と謎にアナ雪の解像度が上がる
ひたすら焼いて食べる
肉は凍る!
飲み物も凍る!
ここまで異常な状態しか続いてないわけだが
楽しい!!!おいしい!!!
本当は同期もう1人誘っていて
仕事でこれなかったので
本当に残念だね、こんなに楽しいのに
と3人で不参加の人を憐れむほどの楽しさ
トイレは仮設かと思ったらさすがに屋外ではなくて
会館の中にあった。
トイレも凍るんかな。
会館の中に入った瞬間身体が一気にほぐれて
思ったより冷えていたことに気づく。
戻るとすな氏がまた不在で
にくじゃがのようなものを買って帰ってきた
ジャガイモ丸ごとはいってておいしかった
それにつられ九州ボーイも
もつ鍋のようなものを購入
どちらもあったかくておいしいが
いかんせんものすごい早さで冷える
ステージでは常に何かしらの催しものをしていて
目の前では肉を焼かなくてはいけないし
他の店も気になる。
なんとも忙しい。
そんななか抽選会も始まり
当選席がずっと読み上げられ
かなりの数が当選してるので
自分たちの番号は聞き逃してしまった
かなり防寒をしたので胴体はそんなに冷えないが
様々な先が段々と冷えて寒い!
足先にカイロを貼るも機能しない
これが氷点下...
中盤に差し掛かりソフトクリームのお店には行列が。
ここでも九州ボーイは即買いに行った。
帰ってきてものすごい勢いで食べていたので
うらやましくなり我々も購入。
並んでいる間気づいたけど
寒すぎてソフトクリームの出が悪い
作っている人がかわいそうになってくる
のに物好きたちで行列はどんどん伸びていく
過酷な状況下のソフト
ふと後ろの会場を見渡すと
焼肉の煙と湯気なのかなんかのかが
一面に立ち込め
照明も反射して異様な光景
完売といいつつ空席もある
みんな楽しそうなのが良い
1つ400円、無事購入。
と思って席へ戻ると九州ボーイがいない。
冷えて焚き火にあたりにいったとのこと。
だってすごい勢いで食べてたもんね。
ソフトクリームはクリーミーで美味しい!
しかし溶けない!!!
なんだこの光景
ステージではゲストの
ゆってぃとニッチローが音楽をかけて
盛り上げている
九州ボーイはある程度あたたまって
帰って来たがまだ寒いようで
案の定冷えたすな氏と踊り出す
立ってる方が暖かいらしい
一方食べ続ける私
そしてすな氏はトイレへ行き
九州ボーイも
ちょっと...行って来ます...
と消え入りそうな声で姿を消し
私は1人で黙々と肉を焼くことになった
まさかの北の大地で一時のソロ焼肉
気づけば撤収する人も増えてきた
2人とも全然帰ってこないなか
ステージでは平成のヒット曲が流れ大盛り上がり
さながらフェスのようになってきた
寒さもあるのか全員テンションがおかしく
謎の一体感がうまれはじめる
ステージ前に行きたかったけど
2人に荷物もあったので
多少ノリつつひたすら肉を食べ続けた
北海道名物リボンナポリンもシャリシャリ
私の胃もさすがに限界近くなって来たところで
2人も戻ってきた
予想通り九州ボーイは焚き火へ暖をとりに、
すな氏はトイレ後ステージを観て楽しんでたらしい
このやろうめちゃくちゃ楽しそうじゃないか
動画もみせてもらったけど
すごい盛り上がり、学祭?
私ももうお腹いっぱいだし20時ごろ、撤収
ステージではカラオケ大会の
決勝?が始まろうとしていた
スープ配ってた
冷えた身体にしみる...
最終温度は-11度
今年はやっぱり暖冬だそうで
それでも本州育ちにはとてつもない温度
最後に記念撮影し九州ボーイとは解散。
全員がリピートありだな!また来たい!
という大満足の祭りだった。
何より参加者全員は異常な状況であると
分かりながらも
とっても楽しそうにしているのが良い
記録に残しておきたくて
ブログに書いたけど
正直あまり人気になりすぎてほしくない...笑
大満足!楽しかった!
また行きます。
同行してくれる友達、待っているよ。
追伸。
セコマで追いアイス買って食べながら帰った。